コンセプト
- IT化を背景にweb技術を活用して駐車場の位置、及び満車・空車情報等の各種情報を、携帯電話を始めとするモバイルやマルチメディア情報端末にシームレスに提供
- 駐車場端末は、機能とコストに対する駐車場側のニーズに応じて、多機能電話を利用した簡易手動型から、専用装置による自動型まで多様に展開
- 案内板での情報提供は、対処区内で個別案内板で行うが、その後の発展形として捉え当初は設置せず、低コストでの事業化とサービス開始は可能
- コントロールセンターと駐車場端末・案内板とは無線方式でパケット通信を主たる通信手段とし、移設・増設ならびに有線式による断線障害等を回避
- 小規模駐車場システム参加も容易であり、また出発前や立ち寄り先での利用者に対する情報サービスとして、それぞれに効果的なコンテンツの提供が行われ、駐車場の稼働率向上と交通の秩序化に貢献。以上のように事業化が容易であり、最新のITの活用によって、駐車場の状況に応じたベストなシステムと効果的なコストパフォーマンスを確保。
留意点
- 走行中の運転者への情報提供や、対象駐車場直近での案内等に対しては、満車・空車情報に加え、対象駐車場への進行方向や位置・明確に表示する個別案内板や音声案内を適宜組み合わせることが有効
- 種々関連情報や様々なチャンネルによる情報提供を実現し、システムとして低コスト化をすすめるにはいたずらに個性化を求めず標準化を図る
導入コスト(PANAC試算)
- IT型駐車場案内システムは、PANACの試算では従来型のシステムと比較して導入・運営コストが約半分程度に削減できます。
試算条件
- 装置機器類はwebサーバー(コンテンツ含む)を有する標準的仕様
- 駐車乗数は20ヶ所で端末は自動型と簡易手動型タイプが各10基
- コントロールセンターは無人運転とし、人件費は見込まない
- 案内板も導入する場合は、個別案内板を20基とし、増加分を別枠計上
導入コスト
- コントロールセンター(ハード、ソフト一式)
- 自動型駐車場端末
- 簡易手動型駐車場端末
- 個別案内板
運営コスト
【保守点検費】
- コンテンツ制作
- コントロールセンター
- 自動型駐車場端末
- 個別案内板
【電気料金】
- コントロールセンター
- 自動型駐車場端末
- 個別案内板
【通信料金】
- 端末⇔センター
- センター⇔他センター
- センター⇔案内板